点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」26〜炊飯器でチキンライス〜
- 2025.06.06
- 点字毎日さんの作ろう!やさしいやさしい手料理キッチン

2023年4月から、
レシピを連載させていただいています。
視覚障害者の方の新聞「点字毎日」
通称「テンマイ」さん。
この4月からは連載3年目!
なんともありがたいことです。
今年度は、
身近な食材や便利な道具で、
料理初心者もお気軽に挑戦できる「初級」と、
料理に慣れた方に試してほしい「上級」のレシピを
どんどん紹介していきます。
毎月作っていくと、
料理の腕前がどんどん上がっていきます。
さて今月は、
炊飯器でおもてなし。
「炊飯器でチキンライス」です。
◇材料(2人分)
・米 1合
・トマトジュース 180cc
・コンソメ(顆粒タイプ) 小さじ1
・バター 10グラム
・鶏もも肉(唐揚げ用) 200グラム
・塩 2つまみ
・黒こしょう 適宜
・にんにくすりおろし(チューブタイプ) 小さじ2分の1
・粉パセリ 少々
・レモン(くし型切り) 2切れ
◇下準備
米は研いだ後、よく洗い、30分から1時間程度しっかり給水させてからざるにあけて水気を切る。ざるにあけた米は、何度か振ってしっかり水気を切った後、真ん中に指で穴を開けておくと、水分が速く、均等に落ちる。

鶏もも肉にしたあじを付けるため、ビニール袋を用意しておく。
◇作り方
1.鶏もも肉は臭みが出ないよう、水気をペーパーでよく拭き取っておく。

その後ビニール袋に入れ、塩・黒こしょう、酒、にんにくすりおろしを入れ、よく混ぜておく。


10分ほど置き、味をなじませると良い。
2.給水させ、よく水気を切った米を炊飯器の釜に入れる。トマトジュースを中に注ぐ。

3.下味のついた鶏もも肉を重ならないように、米の上に並べる。肉の上にコンソメを振りかけ、最後にバターを真ん中に乗せる。

4.釜を炊飯器にセットし、普通炊きで炊飯器をスタートさせる。

5.炊き上がったら、しゃもじで中をよく混ぜる。おこげができることもあるので、底からしっかり混ぜると良い。

6.器に盛り付けて、粉パセリを振りかけ、お好みでくし型切りのレモンを添えたら出来上がり。

鶏肉でも豚肉でも、
生の肉を使う際は軽くペーパーで水気を拭き取ると、
臭みや余分な水分を取り除くことができます。
炊飯器には、
米
↓
トマトジュース
↓
肉
↓
コンソメ
↓
バター
の順に入れると、
焦げにくく、
味の染み込みも良くなります。
あらかじめ覚えておくと、
失敗なく作ることができますよ。
ほんのりついたおこげが風味よく美味しいです。
ただ、
釜のテフロンが剥がれていたりすると、
ご飯が焦げ付くこともあるので、
注意です。
本来なら、
フライパンで作るものですが、
炊飯器で炊き込みご飯風に炊くので、
とても便利で安全です。
カット済みの鶏肉を使いましたが、
もちろんかたまり肉をカットしても大丈夫。
具材に、
コーンや、刻んだピーマン、
一口大に切ったきのこなどを入れても。
冷めても美味しいので、
お弁当に入れてもいいですし、
たまごで包んでオムライスにしても良いです。
ゆるめに作ったスクランブルエッグを乗せると、
とろとろオムライス風になってオススメです。

また、レモンを添えるだけで、
簡単におしゃれなおもてなし感が出ます。
もちろん味もさっぱりして、
アクセントとなるのでオススメです。
今、色々と話題のお米ですが、
炊き込みご飯風にするには、
少々古いお米でも美味しく作れます。
時間がたって水分が減っている分、
炒めたり、
調理するのに向いていると言われています。
ぜひ気軽に作ってみてくださいね!
しかし、
古古古米も、
ビンテージ米だなんて、
おしゃれな呼び名を見つけましたよね。
(どんなお米も大好きな私です)
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