点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」25〜落としたまごのクリーミーラーメン〜

点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」25〜落としたまごのクリーミーラーメン〜

視覚障害者の方が読む新聞「点字毎日新聞」
通称「テンマイ」さん。

2023年4月から、
レシピを連載させていただいています。

この4月から、
なんと連載3年目に突入です!
ありがとうございます!

2025年度は、
身近な食材や便利な道具で、
料理初心者もお気軽に挑戦できる「初級」と、
料理に慣れた方に試してほしい「上級」のレシピを紹介します!

毎月作っていくと、
料理の腕前が上がっていきます!
ぜひ「趣味は料理です」と胸を張って言えるように、
コツコツ頑張っていきましょう♪

今回は、
初級編の第一弾!
袋麺を使った簡単アレンジレシピです。

今回使う鍋は2種類。
落としたまご用の小さめ鍋と、
袋麺用の片手鍋。

「落としたまごのクリーミーラーメン」

◇材料(1人分)
落としたまご
・たまご 1個
・水 600cc
・酢 小さじ1

ラーメン
・インスタント袋麺と添付スープ(みそ味) 1袋
・お好みのきのこ 約100グラム
・ごま油 小さじ1
・薄力粉 小さじ1
・水(パッケージに記載されている水分量の半分)
・牛乳(水と同量)
・黒こしょう 少々
・粉チーズ(あれば)適宜

◇下準備
・袋麺のパッケージに記載されている水分量と茹で時間を確認しておく。この水分量を水・牛乳で半量ずつ使う(今回は500ccなので、水・牛乳は250ccずつ計量)
・たまごは、小ぶりのマグカップなどに割り入れる。
・きのこは石づきを落とし、3から5センチに切る。(今回は、えのき・舞茸・しめじを使用)

◇作り方
1.先に落としたまごを作る。小さな鍋に湯を沸かし、酢を入れる。強火でしっかり沸騰させたら、火傷に気をつけて、マグカップを鍋の中心に持っていき、たまごを落とす。

10秒数えたら火を止め、フタをして4分置く。

穴あきお玉でたまごをすくって水気を切り、お玉ごと皿の上に置いておく。お玉が固定できる安定した深めの皿に入れると良い。

2.片手鍋にごま油を入れ、強火にかける。鍋が温まったら、きのこを入れ中火で2分炒める。

とろみ付けの薄力粉を入れ、さらに中火で1分加熱する。

3.強火にして、パッケージにある水分量の半分の水を入れ、沸々としてきたら麺を入れる。

時々裏返し、菜箸で麺を刺して軽く揺するように混ぜ、麺をほぐしながら茹でる。

4.茹で時間が半分経ったら、牛乳と添付のスープも入れる。時々混ぜながら、残りの茹で時間より1分長く茹で、火を止める。

5.どんぶりに麺とスープを注ぎ入れ、落としたまごを乗せて、黒こしょう、お好みで粉チーズをかけて出来上がり。

仲の良い友人たちとよく食べた思い出の味に、
「牛乳ラーメン」があります。
その名前のインパクトに、
最初こそ疑問はあったものの、
口に入れた時から、
大好物になりました。
それから事あるごとに、
みんなで集まっては食べました。

そんな思い出の味、
牛乳ラーメンを
袋麺を使ってアレンジしてみました♪笑

今回はみそ味を使いましたが、
塩味のラーメンでも美味しく作れます。

今回は「落としたまご」がポイントです。
ポーチドエッグとも呼ばれますね。

オシャレな名前ですが、
作り方はゆでたまごより簡単です。
殻をむく手間もないので、
一度作ると手軽さがクセになりますよー。

覚えてもらいたいのは、
お湯の中に酢を入れること。

酢には、タンパク質を固めるのを促進する働きがあります。
湯に入れると、広がった白身を固めます。
ゆで卵を作る時も、
酢を入れておくことで、
たまごが割れた際に
流れ出るのを防いでくれます。

硬めが好きなら、
今回の時間より1から2分長めに加熱しましょう。

硬さの確認は、
穴あきお玉ですくってみて、
軽く指で弾力を確認すると良いですね。

マグカップを使うことで、
火傷や失敗を防ぐことができます。

落としたまごは、
ラーメンやうどんのトッピングにおすすめ。
炊き立てのご飯に乗せると、
いつもと違ったTKG(たまごかけご飯)に!
サラダに乗せても、
パンに挟んでもOK。
味気ないみそ汁やスープにもおすすめです。

また、
最初から牛乳を入れて茹でると、
沸騰して分離したり、
泡立ってしまい美味しさが半減します。
水→牛乳の順に茹でましょう。

また、
今回はきのこのみでしたが、
お好みでもやしやキャベツなどを入れても
美味しくなりますよ。

冷蔵庫の余っているもので
手軽に作ってみてくださいね。

牛乳ラーメンの会(略して牛ラーの会)の友人たちに、
心を込めて…♡