点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」19〜骨つき鶏肉の筑前煮〜
- 2025.01.19
- 点字毎日さんの作ろう!やさしいやさしい手料理キッチン
「点字毎日新聞」とは、
視覚障害者の方の新聞です。
活字版もあります。
そんな通称テンマイさん、
2023年4月よりレシピを連載させていただいております。
連載2年目の今年は、
3つのテーマに沿ってレシピを紹介しています。
1.調味料3つでできる本格レシピ
2.20分でできる時短レシピ
3.旬の野菜を使ったレシピ
この3つのテーマがランダムに登場し、
月に1回、
テンマイさんに掲載されています。
電子版もあります(有料です)
こちらでは、
連載されているレシピのみ、
ご紹介しています。
今回は、
旬の野菜を使ったレシピ、
炊飯器で簡単に作れる野菜たっぷりのレシピです。
今美味しい根菜をたくさん使っていきます。
骨つき鶏肉の筑前煮
◇材料(2人分)
・鶏手羽元 4本
・にんじん(中サイズ) 2分の1本(約80グラム)
・れんこん(中サイズ) 3分の1本(約60グラム)
・ごぼう 10センチ(約30グラム)
・こんにゃく 80グラム
・干ししいたけ 2個
・干ししいたけの戻し汁と水 合わせて150グラム
・砂糖 大さじ2と半分
・酒 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2と半分
・きざみしょうが(瓶詰め) 小さじ1
◇下準備
・干ししいたけは、約150ccの水(分量外)程度の水で戻す。
戻し汁は捨てずに取っておく。戻し時間は、余裕があれば半日くらい戻すと美味しくなる。ちなみに半日経った干ししいたけはこちら↓
しいたけがふっくらとして、お出汁が出て戻し汁が透き通った茶色になっています。
・鶏手羽元は、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
・にんじん・れんこん・ごぼうは皮をたわしなどでよく洗う。アルミホイルを丸めたものなどをたわし代わりにすると便利。
・こんにゃくは両手でよくもみ、柔らかくなってから、竹串などで全体をよく刺す。この下処理をしておくと味の染み込みがよくなる。
・炊飯器の内釜を出しておく。
◇作り方
1.戻したしいたけは石づきを落とし、笠の部分は2から3等分のそぎ切りにする。
にんじん・れんこん・ごぼうは一口大の乱切りにする。
こんにゃくはスプーンで一口大にちぎるようにして切る。
2.炊飯器の内釜に、互い違いになるように鶏手羽元を入れる。
すき間を埋めるように、にんじん・れんこん・ごぼうを入れ、しいたけ・こんにゃくも乗せる。
3.さらに、干ししいたけの戻し汁と水を注ぎ入れる。
砂糖・酒・しょうゆ・きざみしょうがを回し入れる。
4.内釜を炊飯器にセットし、普通の炊飯モードで炊く(早炊きは使わない)
5.炊き上がったら、器に盛り付けて出来上がり。
↑炊き上がったところ
↓盛り付けたところ
下処理は色々ありますが、
コツを知ってしまえば一生使えるお料理の秘訣です。
下処理だけ頑張って、
ポンと炊飯器に入れて、
加熱は炊飯器に頑張ってもらいましょう♪
筑前煮というと、
なんだかハードルの高い料理、、と思われがちですが、
失敗もなく安全に作れますので、
ぜひぜひ挑戦してみてください。
今回使用する野菜は、
βカロテンの豊富なにんじん、
ビタミンC豊富なれんこん、
整腸効果の高いごぼう、
といった体を温めてくれる根菜たちです。
秋冬に旬を迎えることが多い根っこの野菜と書いた根菜ですが、
低カロリーの上にビタミンやミネラル、食物繊維などがたっぷり。
しっかり噛むことで、
脳を活性化させる効果も期待できます。
また、骨つきの手羽元も使うことで、
旨みも増して、おいしくなります。
コラーゲン豊富でお肌も喜びますね。
ポイントは、
こんにゃくの下処理です。
よくもみ、竹串で何度も刺しておくと、
柔らかく味の染み込みがよくなります。
また、スプーンでちぎるようにして切ることで、
包丁で切ったものより、
切り口の表面積が大きくなり、
より味の染み込みがよくなります。
また、
干ししいたけの戻し方もコツがあります。
半日も戻す、
なんて正直めんどくさくて無理。
と思う気持ちもよく分かります。
朗報、時短するコツがいくつかありますよ!
まずは、
単純にカットされている干ししいたけを使うと、
時短になりますよね。
また、ラップを水面に密着するようにかけておくと時短になります。
時間がなければ、
ぬるま湯に砂糖ひとつまみを入れると、
約30分で戻ります。
もっと急いでいるという忙しい方は、
ぬるま湯につけ電子レンジで約2分ほど加熱してもOKです。
戻し汁は美味しいエキスなので、
捨てないように注意です!
具材のアレンジについてですが、
根菜を揃えるのが難しければ、
大根や里芋など、
あるものを使ったり、
1種類で作っても大丈夫です。
(隠れたおすすめは大根とさつま揚げです♡)
今回は瓶詰めのきざみしょうがを使いましたが、
もちろん生のしょうがのすりおろしや、
スライス2から3枚でも、
チューブタイプのものでも大丈夫です。
少し多めに作って、
何日かに分けて召し上がってもよいと思うので、
ぜひ挑戦してみてくださいね♪
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