点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」〜キャラメルりんごの蒸しパン〜

点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」〜キャラメルりんごの蒸しパン〜

視覚障害者の方の新聞、
点字毎日新聞」。
もちろん点字版ですが、
活字版もあります。

電子版(有料)もあります。

そんな通称「テンマイ」さん。
2023年4月から、
レシピを連載させていただいております。

連載2年目の今年は、
3つのテーマに沿ってレシピを紹介しています。

1.調味料3つでできる本格レシピ
2.20分でできる時短レシピ
3.旬の野菜を使ったレシピ

この3つのテーマがランダムに登場し、
月に1回、
テンマイさんに連載されています。

さて今回は、
「旬の野菜を使ったレシピ」です。
今が美味しい「りんご」を使った簡単おやつ。

なお、今回は、
長さ約22センチ、
幅約14センチ、
高さ約7センチ、
0.8リットル容量のシリコンスチーマーを使用しています。

キャラメルりんごの蒸しパン
◇材料(2から3人分)
「キャラメルりんご」に使うもの
・りんご(中サイズ) 4分の1個
・きび砂糖 大さじ2
・生クリーム 大さじ2

「蒸しパン」に使うもの
・薄力粉 120グラム
・ベーキングパウダー 小さじ1
・たまご 1個
・きび砂糖 30グラム
・牛乳 150cc
・シナモンパウダー 少々

◇下準備
りんごはよく洗い、芯の部分を切り落とし、皮付きのまま1センチ角に切る。

薄力粉・きび砂糖・牛乳はそれぞれ計量し、シリコンスチーマーがなければ耐熱のボウルや皿を準備しておく。ゴムベラや目の細かいざるなども用意しておく。

◇作り方
1.キャラメルりんごを作る。
小さなフライパンに、きび砂糖を入れ、強火で30秒、ゴムベラなどで時々混ぜながら中火で3分火を入れる。

液状に溶けたら、弱火にして生クリームを入れ、ゴムベラで一気に混ぜ、火を止める。

フライパンの底に固まってしまったら、少し加熱して溶かしておく。
りんごを入れて一混ぜし粗熱を取る。

2.蒸しパンを作る。
大きめのボウルに、卵を割り入れ、泡立て器でよく混ぜ、きび砂糖も入れ、さらに混ぜる。

3.ボウルの中に、目の細かいざるなどで薄力粉・ベーキングパウダーを振り入れる。

牛乳を数回に分けて入れ、その都度泡立て器でよく混ぜる。手早く混ぜないと、粉がダマになることがるので注意。

4.ボウルにキャラメルりんごを入れる。フライパンをゴムベラなどで一混ぜし、底やふちに残らないようしっかりとかき出す。ざっくりと混ぜ合わせ、シナモンパウダーをお好みで5振り程度入れる。

5.シリコン容器に流し入れ、フタをして、電子レンジ600ワットで4から6分加熱する。

フタを外して、さらに1分加熱し、火傷に気をつけて取り出す。竹串を斜めに刺し、引き抜いた部分に液状のものが付着していたら、火通りが甘いので、さらに30秒ずつ追加加熱をして火を通す。

6.火が通ったら、逆さにして取り出し、軽く冷ます。

切りわけて盛り付けたら出来上がり!

10月から2月頃、
肌寒くなってくる秋から冬にかけて旬を迎えるりんご。
アダムとイブの物語でお馴染みの果物ですが、
日本では明治時代以降、
栽培と品種改良が行われてきたそうです。
「1日1個で医者入らず」
と言われるほど栄養バランスが優良な果物です。

美味しいりんごの選び方は、
持ったときに重みを感じ、
皮にハリのあるものです。
りんごは軸を通して木の養分を受け取るので、
太い軸の方が木からより多くの養分を受け取り、
生育がよく甘くて美味しいりんごになるそうです。

そんな美味しいりんごを使った本格おやつです!

ポイントは、
キャラメルりんごを作るとき、
ゴムベラの先をフライパンの底に押し当てながら
全体に混ぜること。
ジャリっとした感じがなくなってきたら
砂糖が溶けてきた印です。
手早く混ぜないと、
固まってしまうので注意です。
1番難しいのはここです、
頑張って作りましょう。

生地は泡立て器でダマにならないよう、
しっかり混ぜてください。
牛乳を数回に分けて入れるとダマになりにくくなります。
生地が残らないよう、
ボウルのふちまで意識して混ぜてくださいね。

シリコン容器とサイズが近い耐熱の皿や、
容器でも作れます。
ただ、
容器が浅いと加熱中に膨らんで中身が溢れることがあるので、
深めの陽気で作ってくださいね。

フタがない容器には、
ふんわりラップをかけて作ってくださいね。

火通りのチェックは、
竹串を刺して引き抜いた部分がべたついていれば、
30秒ずつ加熱を延長して様子を見てください。

今回はまとめて大きな容器で作りましたが、
カップ型に入れるとプレゼントにもおすすめですよ!

一気におしゃれになりましたねー♡

この蒸しパンは、
何度も何度も試作をしました。
毎日食べ続けた思い出ですが、
またこうして見ていたら、
食べたくなってきました♡笑

やさしい味わいの本格おやつです、
たまには手作りのお菓子作りに挑戦してみてください。
没頭できて、
結構楽しいですよ♪

ぜひお試しくださいね。