点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」22〜メカジキのゆずみそ包み焼き〜

点字毎日さんの「作ろう!やさしい手料理キッチン」22〜メカジキのゆずみそ包み焼き〜

視覚障害者の方の新聞、
点字毎日新聞」。
点字版と活字版があります。

電子版(有料)もあります。

そんな通称「テンマイ」さんと、
2023年4月から、
レシピを連載させていただいております。

連載2年目の今年は、
3つのテーマに沿ってレシピを紹介しています。

1.調味料3つでできる本格レシピ
2.20分でできる時短レシピ
3.旬の野菜を使ったレシピ

この3つのテーマがランダムに登場し、
月に1回、
テンマイさんに連載されています。

さて今回は、
調味料3つでできる本格レシピ」です。
ゆずと白ねぎを使って、
とても簡単で美味しい包み焼きです。

メカジキのゆずみそ包み焼き
◇材料(1人分)
・メカジキ 1切れ(約100グラム)
・白ねぎ 約15センチ
・ゆずの皮 約2センチ角
・塩 少々
・ごま油 小さじ1
・みりん 大さじ1
・合わせみそ 大さじ1

◇下準備
・メカジキはキッチンペーパーで表面の余分な水分を拭き取り、塩少々で下味をつけておく。

・ゆずは皮を使うので、丸ごと表面をよく洗っておく。
・合わせみそ・みりん・ごま油は合わせておく。
・アルミホイルは、長さと幅共に約30センチに切っておく。

◇作り方
1.ゆずは表面の皮を約2センチ角に薄く削り取り、千切りにする。

白ねぎは斜めの薄切りにする。

2.アルミホイルを広げ、中央に合わせておいたみそを少々塗っておく。

その上に、メカジキを置き、薄切りにしたねぎを乗せる。

混ぜ合わせたみそを上から垂らし、最後に刻んだゆずを散らしておく。

3.アルミホイルの角が手前にくるように置き、手前から奥へ、奥から手前へ、右から左へ、左から右へ、と角を持ち上げ、中心に向かってしっかり包む。

4.魚焼きグリルに入れ、強火で約10分から12分焼く。取り出す際は、やけどとアルミホイルに穴を開けないように注意して取り出す。二重にした軍手などを使うと便利。

5.器に盛り付けて出来上がり。

今回のゆずみそに使う調味料は、
ごま油・合わせみそ・みりん
1:3:3です。

旬のメカジキと合わせ、
アルミホイルに包んで焼くだけ。
そのままお皿に乗せれば、
汚さずとっても便利な一品です。

ポイントは、
メカジキの温度と加熱時間の関係です。
今回は魚焼きグリルを使いますが、
トースターでも作れます。

メカジキの大きさや温度の違いで
加熱時間が異なりますので覚えましょう。

メカジキが室温に戻っているなら約10分。
室温とは、
触ってみて冷たさを感じない程度です。
触ってひんやり冷たい場合、
また少し厚みがあって大きめのものは、
12分以上加熱しましょう。

火通りが心配だったら、
焼き終わった後、
そのまましばらく置いておくと、
余熱で火が通るので安心です。

こっくりと深みのあるみそだれは冬にぴったりです。
手軽に作って、
ぜひ食卓のレパートリーに加えてみてくださいね。

アルミホイルにみそだれを少し塗ることで、
魚の下味になる上、
くっつき防止にもなります。
包み方も、
辺の部分を折り上げるのではなく、
角を織り上げることで、
中身が開きにくく、
しっかりと火を通すことができます。
菜箸で包み焼きを持ち上げようとすると、
穴が開いてしまうことがあるので、
ミトンや軍手などを使って、
しっかり手で持った方が安心ですね。

また、今回は白ねぎのみを使いましたが、
例えば
春はタケノコやアスパラ、
夏はとうもろこしやなす、
秋はキノコをたっぷり、
といったように
季節の野菜を薄切りにして組み合わせると、
一年中飽きずに美味しく召し上がれます。
魚も、
たらや鮭でも美味しいです。
骨にはご注意くださいね。

ゆずは、
果汁より皮の方が栄養価が高いんです。
また加熱によって香りが残りやすいので、
今回は皮を使いました。
もちろん食べる直前にゆずの果汁を絞っても美味しいです。
レモンや、カボスやすだちでも美味しいですよ。

お正月で余ったゆずがあれば、
ぜひとも利用してください!

次回のレシピもお楽しみに!