季節の野菜で学べる美味しい12のレシピ⑩〜きくらげ〜

季節の野菜で学べる美味しい12のレシピ⑩〜きくらげ〜

食感のある食べ物って美味しいですよね。

中華の炒め物のくわいとか、
チャーハンに入れたたくあんとか、
お煮物の中のレンコンとか。
もはや、
この食感を味わいたくて食べてるようなもの。
メインを支える、
というより、君がメインだと言いたくなる。

育った実家の食卓では、
食感を楽しむという食文化がなかったため、
(おかあさん、バラしてゴメン。笑)
食感のある食べ物の美味しさを知ったときは、
もう目からウロコだし、
ほっぺは落ちるし、
要するに、
やみつき腰砕けの感激感激!の嵐でした。

粗食で育ったおかげで、
なおさら、
私は食感の良い食べ物が好きです。

出会えて良かった、
そんな食材のひとつです。

きくらげを語る上で、
乾物についてのお話をしたかったのですが、
つい食感について熱くなってしまいました。汗

きくらげはきのこの一種です。
クラゲのような食感がする木のこ。
黒と白の2色あります。
白きくらげは実は高級品で、
美肌効果が高いので薬膳料理や、
中華のデザートなんかに使われます。

今日ご紹介するのは、
中華の炒め物にしれっと入っている黒い方です。
ローカロリーなのに、
食物繊維の含有量は、
全食材の中でもトップクラスです。
カルシウムやビタミンDも豊富です。

量にもよりますが、
戻し時間は10分くらいあれば、
十分やわらかくなります。
使いたいと思ったら、
お料理に取り掛かる時に戻しておけば、
なんやかんややってるうちに、
勝手にスタンバイしてくれてます。

きのこの仲間ですから、
石づきという硬い部分があります。
指で触って、
少し硬い部分をちぎって取り除けばOKです。

炒め物のイメージが大きいですが、
細く刻んでスープに入れたり、
茹でたもやしと和えものにしても美味しいんです。


視覚障害者の方のお料理教室の対面授業は、
今年はお休み中です。
季節のお野菜で作れる美味しいレシピをご紹介しています。

今日は、
おなじみ炒め物のご紹介をしますね。

『きくらげとトマトのうまうま中華炒め』

◇材料(4人分)
・きくらげ(乾燥) 5グラム
・トマト(中) 1個
・たまご 2個
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・ごま油 大さじ1

◇合わせ調味料
・砂糖 小さじ2分の1
・酒 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・オイスターソース 小さじ1

◇下準備
・きくらげはボウルに水を入れ戻しておく(10分〜20分)
・合わせ調味料はあらかじめ合わせておく
・たまごはボウルに2個割りほぐし、鶏ガラスープの素小さじ1を入れて混ぜておく

◇作り方
①柔らかく戻したきくらげは、よく水気を拭いてから硬い石づきの部分を取り除き、2センチ角にカットしておく

②大きめのフライパンにごま油大さじ1を入れ、強火であたためておく

③フライパンが温まったら、中火に下げ、きくらげを入れて1分炒める。
カットしたトマトも入れ、さらに1分加熱する

④フライパンの奥に炒めた具材を寄せて、手前にスペースを作る。
そこに割りほぐしておいたたまごを流し入れ、中火のまま1分菜箸でぐるぐる回しながら火を入れる

⑤たまごに火が入りボソボソしてきたら、合わせ調味料を回し入れ、全体に大きく混ぜる

⑥器に盛り付けて出来上がり

乾物は使いたい時に、
いつでも手軽に戻して使える便利な食材です。
水分が抜けているので日持ちもしますし、
なんてったって旨みがギュッと濃縮されているので、
生の食材とは違った美味しさがあります。

以前、料理教室で講師をしていた頃、
「乾物ってものすごい量が戻るのがすごく怖いんです」
と、おっしゃる乾物恐怖症の生徒さんがいました。
授業が終わって、
その生徒さんが唯一使えるようになった食材が、
きくらげでした。
「乾物が怖くなくなりました!」
と、感謝されたのは嬉しかったですが、
今思うと、
何を感謝されてたのかなぁと、
ふと思い出すことがあります。笑

乾物は怖くない。
乾物は友だち。笑




【参考文献】
「乾物と保存食材事典」誠文堂新光社
「精進料理野菜と乾物を生かす」柴田書店
「基本のお料理ブック」オレンジページ

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